痛みの強さ

ヒアリ(火蟻)が日本上陸してから既に数カ月。
各地で続々と新たに発見されていて
「随分と前から生息していたのでは?」
との声も挙がるほど。

そんな中多くの人が気になるポイントがあるようで

  • スズメバチとの共通点
  • 両者を比べてどちらが毒性や痛みが強いのか

という点です。

ヒアリとスズメバチの強さや注意点をここでしっかりと抑えて
今後の生活を快適なものにしましょう。

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ヒアリ(火蟻)とスズメバチの共通点

何かと比べられるヒアリ(火蟻)とスズメバチ。
毒性の強さや痛みの比較をする前に
両者にどのような共通点があるかをご紹介します。

まずは両者の生物としての分類を見ます。

 

ヒアリの分類

目 : ハチ目(膜翅目)
亜目 : ハチ亜目(細腰亜目)
上科 : スズメバチ上科
科 : アリ科
亜科 : フタフシアリ亜科
属 : トフシアリ属

スズメバチの分類

目 : ハチ目(膜翅目)
亜目 : ハチ亜目(細腰亜目)
上科 : スズメバチ上科
科 : スズメバチ科
亜科 : スズメバチ亜科

ご覧のとおり生物学的に言うととても近い関係であるといえます。
これはヒアリに限らず日本のアリにも言えることで
スズメバチと蟻は親戚関係であると言えるでしょう。

 

ちなみにヒアリと日本のアリとの区別が分かる方法もこちらの記事でご紹介しています。
見分け方を覚えて危険を回避したい方は必見です。

ヒアリと日本のアリの違い。特徴や見分け方を簡単に習得!

 

そして意外なことにスズメバチとミツバチよりも
スズメバチとヒアリの方が近い関係にあるようです。

見た目は似ていないのに不思議ですよね。

毒性の違いや注意点

両者の毒性は厳密に言うと違うのですが
私たち一般人は同じと思っても良いでしょう。

ただ注意すべきことがあって
ヒアリとスズメバチの毒には共通の成分が含まれています。

それが『ホスホリパーゼ』です。

 

この成分は『アナフィラキシーショック』のアレルギー反応を起こす要因となるもので
もしも症状を引き起こしてしまうと命に関わってくる危険性があります。

よく
「スズメバチに1回刺された人はもう一度スズメバチに刺されると危ない」
なんてことを耳にしますが
スズメバチとヒアリは似た毒性を持っているので
一度スズメバチに刺された経験のある人は次ヒアリに刺されてしまっても危険な状態になってしまう可能性があります。

これは逆のことも言えて
ヒアリに刺された人はもう一度スズメバチに刺されてしまっても危ないということです。

 

おそらくこのペースで行くと、
ヒアリは日本に定着してしまうでしょう。

両者に気をつけていかなければなりません。

そしてヒアリの毒には他にも色んな成分が含まれていて
アシナガバチなどのほかの虫に刺されたことがある人も
アナフィラキシーショックを引き起こしてしまう危険性があります。

十分に注意していきましょう。

 

 

対策として庭にまくタイプの駆除剤などもあり
事前に庭へのヒアリの侵入を対応している家庭もあるようです。

ヒアリ(火蟻)の対策法!殺虫剤・駆除剤の3タイプ別おすすめ。

 

刺される時の痛みや強さはどちらが上か

ヒアリとスズメバチが親戚関係にあることは分かりましたが
刺される時の痛みや強さはどちらが上なのでしょうか。

これは実際に両方の痛みを体験しないとわからない部分です。
なので普通に考えたら比べようがないのですが
実験的にヒアリとスズメバチに刺されたらどちらが痛いかを体を張った研究者がいるようです。

とても危険なことなので絶対に真似してはいけませんが
そんなことを考える変わった研究者もいるようです。

そして結論から言うとスズメバチの方が痛いようです。

 

刺されると痛いと言われている虫を150種類ほど試して出した研究結果によると
ヒアリは9位。
スズメバチは7位です。

どちらもトップ10に入るほどの痛みを伴い
もしも子供が刺されてしまったらその痛みの強さに耐えられるでしょうか。

 

ヒアリに刺された時の痛みも例えていて
「カーペットに落ちていた針を踏んだような感じ」
とのことです。
シャープな強い痛みがあるようです。

対するスズメバチは対照的で
重い痛みがあるようです。
「回転ドアに手が挟まれた感じ」
と例えていて痛いイメージが想像できます。

 

両者違ったタイプの強い痛さがあるようなので
できることなら刺されたくないものです。

しかしどんどん繁殖を進めているヒアリは
これから更に加速的に増えていくことが容易に予想できます。

ヒアリの女王アリは羽で10km飛ぶ!大阪で何匹も卵を繁殖済みか

 

まだあなたの地域で確認されていなくても
発見されていないだけで既に生息しているかもしれません。

十分気を付けましょう。